バオと入籍して、配偶者ビザ(家族ビザ)を取得した私。
留学ビザやリタイヤメントビザと同じ「Oビザ」というやつです。
滞在可能期間は一年間。
一年間何もしなくていいならサバーイなことこの上ないけど、そんな訳はなくて、取得後3ヶ月で要更新。そこから9ヶ月滞在できてトータル一年間タイ王国にいられるビザ。9ヶ月の間も3ヶ月毎にイミグレ出頭。一年経ったらまた更新。
周りのOビザの知人やネットの情報を見る限り、書類さえあれば更新は難しくなさそうだったし、息子さん2はまだ首もグラグラだし、得意のだらだらを発症して結局ビザが切れる当日に行くことに。(このへんがもうアレ。)
前行った時にイミグレの職員がくれた必要書類一覧の紙には、簡単に揃うものばかり書かれていたので気が抜けてたのもある。
婚姻証明書にパスポート、私の証明写真、バオの身分証に申請料ぐらいで、あとは家の前や中で撮ったふたりの写真。なんだよそれ。って言いたくなる、これがギリギリになってしまった理由のひとつでもあるかも。
バオは写真を撮られるのが大嫌い。
ほんとは前日に行くって言ってたのに写真撮ってくれなくて、シャッター係に妹を召喚するもいざとなったら「友達連れてくるからそいつと撮ればいい。」とか言い出す始末。
明日一緒にイミグレ行くのに何を言ってるのバカなのバオの身分証だって要るのにダメに決まってるでしょと言うとしぶしぶ撮られてたけど。
ソファに並んでパチリ。ベッドに腰掛けてパチリ。玄関の前で住所の書かれたプレートを入れてパチリ。
ほんとバカみたい。。(-_-;)
旦那さんが日本人、奥さんがタイ人の場合は通帳の残高証明やらが必要らしいけど、私の場合はバオを養う必要がないので不要。
ネットには「手書きの家周辺の地図」ってのもあったけど、イミグレ職員がくれた紙にはなかったので描かなかった。
そして昨日。
息子さん2は妹に預けていった方がいいとバオは言ったけど、時間も読めないしぐずっちゃったら大変だろうし、何より荒ぶる乳を出掛けに大量に絞るのが嫌だったため強行子連れ。
うちの工場長はたくさん絞ったら張り切ってたくさん作るので、イミグレでおっぱい大噴射するのが目に見えた。
絞るのも噴射も痛いしね。
人前でおっぱいあげるのは恥ずかしくないのに、たかが人前で服がビショビショになるのが恥ずかしいのか!とバオは言ったけど、その通りですハイ。
バイクしか足のない我が家はイミグレまではもちろんバイク。
友人に頂いただっこ紐で前抱っこして、日除けカバーONして更に薄手のカーディガンでコーティング。砂埃対策もバッチリして三人でいざノンカイ。
写真屋さんに寄って証明写真も撮り、これで完璧や~と余裕しゃくしゃくだった。
息子さん2はすぐに寝息をたて始めた。
ゆっくり寝てくれるといいな〜と思いながら、重いよ~とも思いながらバオの後ろに乗っていると途中で後輪がパンク。
またかよ!みたいな。
前回イミグレに行く途中もパンクしたバイク。私と一緒でイミグレが嫌いなんだろうか(-_-;)
いわゆる裏道を走るのでお店などはなく、なーんにもない道端に降ろされてバオは修理屋探し。
片側一車線。歩道無し。アスファルト横の草や木の生えたわずかなスペースに立って待ちぼうけ。
その横をアホですかみたいなスピードで走りぬける車やバイク。
対向車と衝突スレスレのスリリングな追い越し。
道端に立っているだけでなかなかの緊張感。
赤子を抱えているので余計に怖かった。
しばらくは立ったり歩いたりして待ってたけど重くてしんどくなって、おしりの汚れは気にせず座り込んで待つことに。
赤子を抱え、車道に背を向け道路横の畑を眺める姿勢で座っている私の姿を見て通り過ぎる人たちはどう思うだろ。なんて考えてたらおじさんがひとりわざわざUターンしてどうしたんだと声をかけてくれた。
そりゃ異様ですよね。笑
30分は待っただろうか。戻ってきたバオに拾われて今度こそイミグレへ。
無事に着くとお昼休みまではまだ少し時間もあってとりあえずホッとしつつ中に入った。
中には定番のファラン(白人)男性とタイ人カップルが二組。ファランひとり。
そう待つこともなく呼ばれ職員の前に座って書類を提出。
元プロ野球タレントそっくりの職員が(たしか元木とかいう人)これまたそっくりな笑顔で書類が足りないと言い放った。
ハイ?みたいな。
必要書類一覧の書類ありますよねぇここで貰ったんですけれど?もしもし?なんて通用しない。しないことをうっかり忘れていましたよ私は。
言われた通りにしたのになんて、イミグレでは通用しないのだった。
笑顔の職員が(イミグレ職員には珍しいタイプ)、「えーと期限は…今日だね!」と言うと、隣の不機嫌そうなおっさんが「なんで今日来るんだ。足りないものがあった時困るだろ。」とごもっともなことを言っていた。
職員は笑顔を絶やすことなく、必要なものを書いてあげるからね!オーバーステイの罰金は一日500バーツだからね!と、何が楽しいんですかと言いたくなるほど爽やかだった。
おっさんも500バーツだと繰り返す。
知っとるわい!である。
渡された紙に書かれてたのはトーロー2という、タイの住民票みたいな、一家に一冊のタビアンバーンに代わるもの。息子さん2の出生証明書。パスポートや身分証など書類各種コピー二部。写真も2枚。など。
なんで前来た時に教えてくれないんですかねこれ初耳なもんばっかんですけどとかもちろん通用しないので口にはしなかったけど。
明日にでもまた来て。罰金は一日500バーツだからね!と念を押され帰された。
外に出たのが11時前ぐらい。とりあえずご飯食べて帰ろう。。とガイヤーン屋さんに寄って、ムーヤーン(豚の炙り焼き)にソムタム、カウニャオ(もち米)の鉄板ご飯。
フラッと寄ったお店だったけど見事に当たって、思わずムーヤーンお持ち帰り(・∀・)
呑気である。
一旦帰って少し休憩(したのはバオだけだけど)。
息子さん2の子守にお義母さんと義妹を召喚し、2時前ぐらいに市役所に行ってトーロー2を申請すると、意外にもものの5分で受け取れた。
絶対時間がかかるor今日は無理!なんて事態も想定してたから拍子抜け。
このままもう一回イミグレに行くかとバオが言うので、500バーツもったいないから行こう!と答えた。
息子さん2の子守り継続と息子さん1のお迎えをお願いし、急いで写真屋さんに寄って再びノンカイへ。
子供がいなくなって容赦なくスクーター100㎞走行のバオさん。
今口開けたら口元に強風当てれてる芸人みたいな顔になるんだろうな〜とか思ってたらあっという間に着いた。
車で40~45分のところを25分。
イミグレ終了は午後4時。まだ3時過ぎ。よゆーじゃん!と中に入ったらデスクにはおっさんひとりしかいなかった。
先客もひと組だけだったのですぐに順番が回ってきた。
おっさんの前に座ると何しに来たんだと言われる。
さっき来たじゃない。。 ほんとなんでこうなのタイランド。。 と書類を出すと、思い出したのかなんで明日にしないんだ500バーツだけなのにと言われる。
(#^ω^)
私たちのすぐ後にひと組カポーが来ていて後ろに座ってたんだけど、おっさんは容赦なく「今日は無理だ。明日また来い。」と言い放った。
「見ろ。職員がいない。この人たちに小一時間かかるから4時になる。今日は無理だ。明日また来い。」だって。
3時15分くらいに来たのにダメなの?と言わんばかりに席を立たないカポーに、「明日来れるか?」とおっさんが念を押すと、ふたりは渋々立ちあがった。
酷い。。( ;∀;)
おっさんは始終不機嫌そうで、というか横柄という言葉がピッタリな態度で、書類にスタンプを押しサインしろと書類やペンを放ってよこす。
要らないと思ってた地図もバオが描かされてた(・_・;)
何枚も署名して、ふたりの馴れ初めやら家のことお給料のことなど聞き取り調査されて、申請料の1,900バーツ(5,700円くらい)払って、おっさんがパスポートにスタンプ押したりなんか書き込んでるの見ながらああなんとか終わった~~ と思った。
おっさんとバオの会話はほとんど聞き流してたんだけど、最後に「今日は何曜日だ。水曜か。じゃあ金曜日だ。」とおっさんが言っていて???となった。
外へ出るとバオがまだ終わってないと言う。
え?
えーーー?
っていう。
お次の要求はこう。
「賃貸に住んでるなら契約書を持ってこい。それと(タイ人の)証人をふたり連れて来い。身分証もだ。金曜に来るように。」
だと。
私のパスポートには、一ヶ月だけの滞在許可が書き込まれていた。
次から次へとなんなのほんと。
証人なんて聞いたことないんですけど?もしもし?
一夜明けた今日。
大家さんに頼んだらすぐに契約書を作ってくれた。
問題は証人。
平日に、わざわざノンカイまで行ってくれる奴なんかいるかとバオさんも不機嫌になり始め、暗雲が立ち込めております。。
うーんうーん。
けっこうピンチ。
どうしたものか。( ;;) どうなるのか。
実家に帰って(多分)知り合いにあたってくれてるバオさんにお任せするしかないのだけれど。。
いやほんとこんなに大変だとは思いもよらなかった。
結婚して子供もいるんだからと余裕こいてたし。
ビザが更新できなかったら日本に帰らなきゃいけないとまで言われたそーで、なんという無慈悲。
神様仏様ピッコロ大魔王様助けてー!