タイのプミポン国王が崩御されました。
ずっと入退院を繰り返され、お姿を見ることも声を聞くこともどんどん減って、いつか来てしまうんだろうと思っていた日が、とうとう来てしまいました。
Atmosphere at Siriraj - RT @Voice_TV: ประมวลภาพ บรรยากาศประชาชนร่วมถวายพระพร ณ รพ.ศิริราช pic.twitter.com/NsVR4tOq6O #Thailand
— Richard Barrow (@RichardBarrow) October 13, 2016
私はまだタイに来て4年と少ししか経っていません。
私がタイに来た当初、すでに国王は病を抱えていらっしゃいました。
それでもお誕生日である父の日にはお言葉を述べる姿がテレビに映っていたと記憶しています。
日本から来た私は、至る所や各家庭に飾られている王様の写真や、タイの人たちが語る王様の話を聞きながら、タイ国民の絶大なる敬愛に驚いたことを覚えています。
誕生日が同じこともあってか、私もプミポン国王が好きでした。
もちろんタイの人たちの敬愛とは比べものにならないものですが。
実際にはたいして知らないのだけれど、タイの人たちの生活の傍らには常に国王が在ったような気がします。
プミポン国王のいなくなったタイは、なんだか想像がつきません。
けれど長い間病気と闘われ、最後の方は延命治療のような、医療の限り生かされていたような状態だったので、
哀しい気持ちと共にほっとしたような気もします。
やっと静かに、ゆっくり、お休みになられるんだなと。
病院でチューブだらけだった祖父が亡くなった時も、同じような気持ちになりました。
プミポン国王を失ったことはとても大きいかもしれないけれど、
タイという国が、この大きな哀しみを乗り越えてなお、逞しくしなやかであって欲しいと願います。
すれ違う人の多くが黒い服を着ていること以外、普段とおんなじ朝。#プミポン国王の御冥福をお祈りします (14/Oct/2016撮影・追加)
どうか安らかに。
国王のご冥福をお祈りいたします。