アオティーサバーイジャイ生活@タイ

เอาที่สบายใจ(アオティーサバーイジャイ) どうぞお好きなように~ Amazingなタイランドでの日々。

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はじめての、家出。

先日、ファーマーズマーケットに行ってきました。

http://www.bkkfm.org/

お気に入りのオーガニックコットン屋さんとか、美味しいオーガニックフードがいっぱいで好きなイベントなのですが、あれもこれも欲しくなるしあれもこれも買うと私にはちょっと高級なのでたまに出陣するだけにしています。

 

私はもっぱらエカマイゲートウェイでのイベントへ行きますが、最近入り口のブースにケージに入った猫がいるんです。

どうやら保護された行き場のない猫ちゃんらしく、「Take me home」と書かれていたりして、引き取り手を捜している模様。聞いたら無料とのこと。

前回来た時はちょっと見るだけだったのに、今回はそこへべったりと張り付いてしまった息子さん1。

https://www.instagram.com/p/BWUlEWWjTaa/

ファーマーズマーケットのワークショップ。スタッフのヤル気の無さが素晴らしい。

行きはお昼ごはんとかワークショップ()で釣ってなんとか引き離したものの、帰りも当然通る場所なのでまたやり直し。。

かわいいから見てるだけだといいなと思ったけど、往路同様また連れて帰ると言い出し、ぐっずぐずに。

ほったらかして買い物している間にスタッフさんと話して家がないかわいそうな猫ちゃんということを知ってしまい、おうちないって!かわいそうなんだよ!連れて帰る!Take me homeって書いてあるでしょ!と大騒ぎ。

いやうちは無理だから帰るよと引っ張る私と踏ん張る1を微笑みながら見守るスタッフさん。みたいな。

 

伝家の宝刀「ママは帰るからね!じゃあね!」を何度か繰り出して無理やり帰ってきたものの、涙をぬぐいながら始終むっつりの1。

帰りのBTSでも押し黙り、2に手間取う私を尻目にいなくなり、結局ひとりでコンドまで帰って下にいたんだけど(鍵持ってないから入れない)、心配して探した私に怒られ、またぷいっ。

エントランスに入ろうとせず、怒り顔のまますたすた歩いてそっぽを向いて駐車場のタイヤ止めの上に座る。

「おうち入らないの?」と聞いても無視。

全身で怒りを表明する息子さん1。

ちょっと心配だったけど、多分コンドの外までは行かないだろうとタカを括ってほっておくことにし、2をお昼寝させるためにふたりで部屋に戻りました。

少し気持ちを落ち着かせないとダメだなぁと思ったので。

息子さん1、初めての家出。(駐車場にw)

 

1の姿を見ていたら、小学校の頃学校の近くのおうちで生まれた仔犬を持って帰って、母親にめちゃくちゃ叱られて泣きながら返しに行ったことを思い出した。

あの時の、貰い手がいないという仔犬を心底不憫に思う気持ちと、動物を飼うということは簡単なことではないという母の言葉がわかったようでわからず、お母さんは冷たいと思ってしまった気持ち。

のちに母の言葉が理解でき、絶対に毎日、全部ひとりで世話をするからと言った私が幼かったことも理解できたけれど、それはずっと後だった。

 

2をシャワーしてお昼寝させて、少しするとノックする音。

ドアを開けてもむっつりして私と目を合わせようとしない1。

しゃがみ込んで、彼の両肩に手を置いて、なるべく簡単な言葉でお話ししました。

うちはコンドミニアムで、ペットは飼えないこと。

大家さんの家を借りていて、ここにある家具も大家さんのもので、もしも猫を飼ったらどうなるかということ。

私は意地悪で飼えないと言ってる訳ではないこと。

飼えないのはどうしようもなくて、ママも同じようなことがあったからあなたの気持ちもわかるんだよ。でもだからと言って何も言わずにひとりで勝手にいなくなってしまったらすごく心配するんだよということ。

ゆっくり話したら、わかったと言ってくれました。

いなくなったことをごめんなさいもして、ハグして仲直り。

私も猫は大好きだから、もしママがおうち買えたら飼おうねと約束して。(これはだいぶ絶望的ですがw

 

翌日、ご近所のコンドに遊びに行くのにシャトルバスに乗って移動したんですが、1は窓からずっと外を眺めていて、「あれはおうちかなぁ」とか言ってる訳です。

廃墟みたいなのも指さして「おうちかなぁ」って言うので、ハタと気づいて、「もしかしてママが買うおうち探してくれてるの?」って聞いたら「うん!」って。笑

それ(廃墟)は住みたくないなぁ~と一緒にいた人と笑ったりして。

道中ずっとタウンハウスとかコンドとかアパートを見ていた息子さん1。

「なるべく安いおうち探してねママお金ないから。」と言っておきました。

 

なんてなんでもないよくある出来事、なんだか愛しくて書き留めておきたくなってしまった親バカです。

宝くじが当たるか(買ってないけど)、石油王の第三夫人になったら家と猫をかおう。

あ、コンドじゃなくてタウンハウス借りればいいのか。

甲斐性なしでごめんよ~

あんまり期待しないで待っててね…笑