アオティーサバーイジャイ生活@タイ

เอาที่สบายใจ(アオティーサバーイジャイ) どうぞお好きなように~ Amazingなタイランドでの日々。

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年末年始のご予約はお早めにしないといけないし、行動することは無駄ではないという話。

綺麗な海が見たい…!

11月のある日、排気ガス吸い放題のスクンビット通りで社畜は心の中で叫びました。

 

でもまだ年末年始の休みも決まってなければボーナスの金額も決まっていない。

価格が高騰する年末年始に遊びに行けるの?貧乏なのに?と思いながらも検索してしまう〇ookingドットコム。

でもさぁ〜たまには、たまにはいいんじゃないかなああああ2泊ぐらいならさあぁ ボーナスがうんこみたいな額だったらキャンセルすればいいんだしぃぃぃ?ギリギリまで無料でキャンセルできる宿をとればですね?いいんじゃないかと!ぼかぁ思いますよぉぉぉ

と大泉洋になりきって南の島のホテルを予約してから早一ヶ月。

クリスマス直前に旅行を決行することに決めました。社畜改めおこめですこんにちわ。

 

連休直前でもチケットは買えるのか

目的地の島までの交通手段はバン、バス、寝台列車、飛行機の4択。高い飛行機で行ったところで最終的にはボートに乗らないといけないのでコスパが微妙。

なるべく安めで快適な旅をと私が目をつけたのは寝台列車+バン+ボートのジョイントチケットでした。寝台列車はそれ自体が子供を喜ばせる機能を有しており、且つ寝っ転がれるので最高という素敵な乗り物です。

 

カオサン発のバンのジョイントチケットは旅行代理店のサイトで買えそうだったけど、寝台列車のジョイントチケットは見つけられず。直接ファランポーン駅に行こうと思っていた矢先にtwitterでジョイントチケットも扱っているサイトが流れて来たりして。

12Go Asia: Book Trains, Buses, Ferries, Transfers & Flights12go.asia

バスやらボートやらまで完全網羅!?なんだこの便利なサイトは!!と感動しながら検索したら、見事に行く予定の日の寝台列車がSOLD OUT

見当たらないんですよね。

バンとバスと飛行機だけは出てくるのに寝台列車がない。日付変えるとあるからつまりはSOLD OUT

あーーー/(^0^)\

年末年始だもんね。そらそうか。あーーー/(^0^)\

これは諦めてバスかバンで行くしかないのか…とうなだれつつも、直接窓口へ行けばもしかしたら…というわずかな希望を胸にファランポーン駅へ出向くことにしました。 

こういう時だけ諦めの悪い私。

 

ファランポーン駅の奇跡

肌寒さが少しやわらいだクリスマスイブ。

BTSとMRTを乗り継いで、最近全く自分で歩こうとしなくなった三歳児を抱えてヒーヒー言いながらファランポーン駅へ。

構内に入るのは久しぶりだったけれど、相変わらずなノスタルジックさ、都会っぽさの全くない空気が妙に落ち着きました。国鉄の駅けっこう好きなんです。

 

 

さっそく窓口に向かい、ジョイントチケットはここで買えるのかと聞くと、買えるよと職員さん。出発はいつだと聞かれたので、「30日」と答えると、彼はハッと鼻で笑いつつ「もうないよ。」と即答。

ないの?ともう一度確認すると、やれやれといった様子で今度はパソコンで空き状況を調べてくれたけど、出てきた画面を私に見せながらホラないよ。満席だと教えてくれました。

秒速で撃沈!!

かくなる上は…「29日だったらある?」「(ハッ)…ないよ。ほら。ホリデーだよ?

今頃来て買えると思ったの?とでも言いたそうな表情に、ですよね!!と同意せざるを得なかったです。

遅かった…決めるのが遅すぎたんだあああああと後悔したところでどうにもならないので、諦めてバスのジョイントチケットを探すことに。サイトにはカオサン発のバンだけではなくファランポーン発のバスも載っていたので、窓口の職員さんにバスのチケットはここで買える?と聞くと、バスもあるよ、と。後ろを指さしてあっちで聞いてみなと教えてくれました。

 

ファランポーン駅構内は高い天井の、ぼんやりとした光が差し込む広い空間で、左右の壁に添うように二階部分があって店舗になっているのだけど、ほとんどが空き店舗で寒々しい雰囲気が漂っている。

窓口を背に向かって右側の奥に旅行代理店らしきお店を見つけ階段を上ると、オムツ一丁の女の子が泣きわめいていて、おばちゃんがちょっと怒り気味でたしなめながら掃除をしていました。

BTSの駅とは全然違う風景だな~と、目を細めながら階段を登りきった所はやっぱり旅行代理店。だった。

 

 

小さな店舗の中はカウンターと椅子だけが並び、その後ろには無数のパンフレットがぐしゃっと収納されていて、うーん大丈夫かなと少し不安になる店構えでした。(失礼)

 

 

小さな旅行代理店のデキるおじさん

お店の一番奥におじさんが座っていて、店に入ると何を探しているんだと声をかけてきました。

始終上目遣いの、いいかんじにちょっと怪しい雰囲気のおじさん。

バスのジョイントチケットを探してると言うと、子供たちを見て列車の方がいいよあっちにはもう行ったのか?と駅の窓口を指さして言うので、30日発の寝台は満席だった旨を告げる。そうか無かったのかと言っておじさんは胸ポケットからガラケーを取り出してどこかに電話をかけ、バスチケットの有無を確認してくれた。

電話を一旦切り折り返しを待つ間に、二席でいいだろ?バスの座席は二席ずつだから三席より二席の方がいいよ小さいのはだっこしなよと説得され、え~絶対ひとりで座るってぐずるよ~~と思ったけど渋々承諾。かかってきた電話を終えるとおじさんは二席で3,000バーツだよ。ホリデーだからねと電卓を叩いて見せてきた。オフシーズンはもっと安いんだろうな。

サイトで見たのよりちょっと高いな…って思ったけど、さりげなくスマホで確認したらネットは手数料とか後乗せで、結局差額が数十バーツだったのでもういいやとおじさんから買うことに。

OKそれでいいよと言うと、おじさんは少し黙って、ボソッと「聞いてあげようか?」と言った。

 

「寝台列車のチケット、あるかどうか友達に聞いてみてあげようか?」

 

代理店はこの時期のチケットをあらかじめまとめて買っておくんだよ。だからもしかしたら友達が持ってるかもしれないよ。聞いてあげようか、と。

ま じ で す か!!みたいな。

バンもバスも不安しかない。チビが眠れずにぐずったら地獄だろうなと思ったからこそ寝台列車に乗りたかったのだ。首を縦にブンブン振ってお願いするとおじさんはまたガラケーでどこかへ電話をかけてチケットがあるか聞いてくれた。

折り返しの電話を待つ間に電卓を叩いて、寝台の上と下とで3,400バーツだけどあったら買うか?とおじさん。

バスが列車になるなら屁でもない差額!と首を縦にブンブン振りました。

おじさんの電話が鳴った時はドキドキでしたよ。これでやっぱり無かったら期待した分だけ余計に哀しい。祈るような気持ちでいたら、「あったよ、30日。」とおじさんがニカッと笑うので、思わずプロポーズしそうになりました。(すぐなる)

 

帰りのチケット

ありがとうございます!!ありがとうございます!!諦めずに来て良かった!!本当に良かった!!

めちゃくちゃ喜んでたら、おじさんは「帰りのチケットはあるのか?」と言い出しました。

寝台列車のチケットは乗る駅で買うもんだと思ってた私は、「え?帰りは向こうに行ってから買うんじゃないの?」と素で質問。「何日に帰ってくるんだ」と聞くので「2日」と答えたところ、おじさんはおいおい勘弁してくれよという顔をして、「2日はみんなが帰ってくる日だよ。。買えないよ。」と言うのです。

あらやだ私ったら無計画にもほどがあるわァーーー

/(^0^)\

みたいなね。行ったら買えるだろと思ってたけど、お正月のハイシーズン、そうは問屋が卸してくれない模様。

おじさんがまた「聞いてあげようか?」と言うので、首を縦にブンブン振りました。

 

おじさんの友達からの返事は、「2日はもう無い。3日ならあるよ。」でした。

2日は無い!!/(^0^)\

どうする?3日でいいか?って、いやですって言ったって無いものは無い。断って試しに向こうで探すのはあまりにハイリスクだと思ったので、力なく首を縦に振り、3日のチケットをお願いすることにしました。

私が喜んだり哀しんだり忙しくしているのを横目で見つつゲームしてた息子さん1が呑気にどうしたのー?と聞くので、「Bunk bedのTrainあったよ!!」と言うと、唐突に横からおじさんが1オクターブ高い声で「デンシャ」とポツリ。

「チンダイデンシャ」と続けて言うので思わず吹き出しました。

おじさんキャラ良すぎ。

 

帰ってから慌ててホテルを延泊しようとしたものの空きがなく、別のホテルを探して無事に予約完了。ふぅやれやれです。

 

教訓

・年末年始に旅行しようと思ったら、チケットも宿も早めに押さえた方が安全。

・諦めたらそこで試合終了

身に沁みましたね。ほんとね。でもこうやって微妙に運がいいというかいつもギリッギリでなんとかなっちゃったりもするから全く成長できないんですよね。成長できないのも人ごとですからね。する訳ないですね。

 

そしてチケットは…

ちなみにおじさんの旅行代理店はどこかからバイクでチケットが届くというシステムで、3時間後と言われたのだけど用事があって待てなかったのでお金だけ払って領収書をもらって帰ってきました。

いつでもいいよ今日でも明日でも。当日でもいいよとおじさん。早く受け取って安心したいけどファランポーン遠いからめんどくさいなって思ったので当日受け取りにしました。

私がおじさんにチケットを探してもらってる間もうひとりの店員のお姉さんがお客さんからかかってきた電話の対応をしていて、彼女が口にした名前から察するに電話の向こうは日本人だったんだけど、「まだチケットは受け取れません」「他のお客さんもみんな待ってる」「大丈夫ですちゃんと受け取れます」というようなことを何度も何度も言っていて、お姉さんが途中で思わず受話器をちょっと離してあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!!と言ってしまったのを見てあまり心配するのはよそうと思いました。w

 

ほんとにチケットちゃんともらえるんだろうか…ちょっとドキドキ。いやそんなおじさんがそんなことするハズない!まーダメだったらしゃーないな、と思っているうちにあっという間に当日です。

 

とまぁ、そんなこんなでですね、当日を迎えた訳ですが。

 

じゃじゃーん!!


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ちゃんと受け取れましたd(^O^)b

 

余裕見て早めに来ちゃったので、おじさんの旅行代理店の隣のBlack Canyon Coffeeでのんびり待つことに。

さすが年末。けっこうな人です。


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しっかりゴザを持参して床でくつろぐファミリーを見て、私はまだまだだな…!と思うなど。w

 

ではでは、タオ島で新年を迎えに行ってきまーす♪

初めて行くからめちゃめちゃ楽しみ!!

 

拙いブログ、今年も読んでいただいてありがとうございました。

皆様も良いお年を。

心穏やかに過ごせる、HAPPYな新年でありますように。