アオティーサバーイジャイ生活@タイ

เอาที่สบายใจ(アオティーサバーイジャイ) どうぞお好きなように~ Amazingなタイランドでの日々。

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タイ生活831日目。二度目の帝王切開 @Thailand。

いよいよ、緊張の出産当日。

ふたり目の子供に会えるドキドキとワクワクと、

海外での出産(手術)のハラハラと、麻酔が切れた後の痛みを思い出しての若干の尻込みと。

いろんな思いを抱いていざロンパヤバーン(病院)。

 

言われていた、産後入院する部屋の奥にある窓口へ行くと中に通され、母子手帳を出すと「今日はどうしましたか?」と上下黄色の制服を着た看護士さん。

出たwww

みたいな。

「あ、帝王切開に来ました。」

ってアナタ。

いやさ、ほんと、多少把握しておくとかないの?その日の手術スケジュールとかさ、ないの?

って思う私がオカシイの?

 

そうなんだーみたいなかんじで、じゃあそこのベッドに寝て。って心音取られて。

バオは手術のための書類にサインさせられて(これも当日なのね)、学校に行かせることにしていた息子さんを連れてってくれた。

 

心音を取り終わると着替えを渡され、部屋にいくつかあったベッドのひとつに横になって待つように言われた。

通常分娩の人も待つ部屋のようで、陣痛に耐えるうめき声を聞きながらボーッと待つ。

私は陣痛って経験ないからわらないけど、あれも痛そうだ。

昔妹にどんなかんじか聞いたら、「超でっかいうんこしたいんだけどできないかんじ。ちょー痛い。」て言われて、陣痛=でかいうんこのイメージになっちゃったんだけど多分聞く人を間違えた。

 

バオは学校の後どこ行っちゃったんだろなんて思ってたら電話が鳴って、どうやら私のいる部屋は男子禁制で部屋の外で待たされてたみたい。

会いに出て行くと何してんの何時に手術なのと。

えー知らないバオ聞いてないのなんていつものようなやり取りをしてたら看護士さんに点滴するから戻りなさいと言われ。

あの〜手術は何時からですかと聞いたら、「まだわかんない!」だって。

やっぱないのかな、スケジュールとか。。

 

ベッドで大嫌いな点滴をされながら時計を見るともう9時を回っていた。落ちる点滴を見つめながら、言われた通りに7時半に来た意味はあるんだろーか…などと考えてはいけないのがきっとタイランド。

これ点滴終わるの待つのかなぁ。もしかして手術午後とか?お迎えの時間までに終わるかなぁなんて考えてたら突然カーテンを閉められ剃毛され、

次はたしか浣腸だったなぁ日本では。なーんて思い出してたけど浣腸されることはなく。

前日長い戦いだった便秘に打ち勝ってたし、したいもんでもないけど大丈夫なのかちょっと不安になってみたり(脱糞的な意味で)。

 

そして待つこと… どれくらい待ったんだろ。

看護士さんが通りすがりに「これ頭にかぶって」と使い捨ての帽子らしきものを放り投げるように置いていった。

点滴されてる手が痛くてモタモタしてたら用が済んだのか戻って来てホラこうして広げて!ってやてくれたけど被せてはくれず。痛みを我慢しながら髪をくくってなんとかセット。

すると目の前にいつのまにか車椅子が。

ハイ乗ってと点滴ごと乗せられて、鞄を持たされ外へ。

待ちくたびれた様子のバオに荷物を預けると「もう手術したの?」とか言うから、「まだだよ!」って答えながら、あっ もしかして今から!?と気づく私。

 

だからなんかひとこと、

 

言ってよ〜~~!

 

みたいな。

 

オペレーションシアターと書かれた部屋の中はまた広くて部屋もいくつかあって、ベッドに寝て待ってる人も割といたから、あ、またここで待たされんのか。って思ってたら空いてる手術室に直行。

ひ〜心の準備とかまだ…なんて通用する訳もなく、手術台に乗せられ心拍計るやつとか血圧はかるやつ次々と接着されて。

下半身丸出しにされ追加の剃毛され、まさかのシラフでカテーテルを尿道へ。

日本では麻酔してからだったから超油断してたしすごい痛かった。泣

 

じゃあ次は背中に麻酔ね〜と、これは事前に説明があったし日本と一緒だったからびっくりはしなかったけど、やっぱり気持ち悪かった。

帝王切開は半身麻酔だから意識はがっつりある訳で。

目隠しのカーテンみたいのを首んとこに置かれるから見えないし何されてるかはわかんないんだけど。

徐々に足の方に薬が回ってくかんじとか、冷たくなるようなかんじがわかってすごく気分が悪い。

痛みはなくなるけど押されたり引っ張られたりは妙に伝わってきて自分がゴムでできてるみたいな感覚になるのがまたほんと気持ち悪い。

 

そしていつの間にか手術は始まっていた。

 

手術室の中は始終看護士さんらの笑い声や雑談で賑わっていた。

さすがに出なかったけどケータイも鳴ったりとか。

どうやらお昼どうする〜みたいな話をしてるみたいで、ソムタムソムタムうるさかった。

キミたち人のおなか開けながらソムタムソムタムって…

う〜ん この、

である。

 

少しするとおなかの上の方をぐいぐい押されて、ズルッと大きなものがおなかから出て行くのがわかる。

出る瞬間先生が、「アオッ ホアヤイ(頭でかい)!」て言うのが聞こえた。

ふたり目もか〜~

ていう。

 

どんな顔してるんだろうと密かにワクワクしていたら、看護士さんたちが「男の子だ」と言いながら息子さん2をどこかへ連れてってしまった。

 

まさかの、

えええ〜〜~

会わせてくんないの〜~!?

だった。泣

 

我が子のいない手術室。

今後のことを考えて結局することにした避妊手術もあったので、それに取り掛かっているようだった。

痛くはないけど相変わらず気持ち悪い。

できれば吐きたいぐらいだったけど出てこなかった。

 

終わるとベッドに移されてガラガラとどこかへ連れていかれる。

子供に会えるのかと思ったけど他の患者さんたちと並んで少し寝るように言われた。

気分は最悪だけど吐き気だけで吐けず。できれば眠りたかったけどそれも無理だった。

麻酔はまだ効いていたけどおなかが鈍く痛み始めて、うわぁ麻酔切れたらすごい痛そう。。とゲンナリ。

 

しばらくするとまた移動。

今度は入院する部屋に行けた。

私用に空けられたベッドの前にバオと、赤ちゃんを抱っこしたバオのお母さんと、何故か駆けつけてくれた大家さん。

ベッドに移されると、お義母さんが私に見えるように顔の近くに息子さん2を連れてきてくれた。

やっとできたご対面。

息子さん1が赤ちゃんの時とそっくりで笑いそうになった。

もちろんめちゃくちゃかわいいんだけど、全然タイ人ぽくなくて。

バオが「ハニーにそっくりだ。バオに全然似てない!」って言ってたけど、「すごいかわいい!」と絶賛していた。

いやほんと、すごいかわいかった。

 

動けない私の代わりに息子さん2をあやしていたお義母さんと大家さんが「おなかすいてるみたい」と言って、看護士さんの指導の元、お義母さんが子供を支えて仰向けのまま初授乳。

すぐに飲んでくれて、うわ〜って。嬉しかった。すんごく。

授乳ってほんと母になったのを実感するっていうか、幸せな気持ちになる。

時間が経つにつれておなかの痛みが酷くなり、点滴に痛み止めを入れられてもたいして効かず。

手術初日は授乳以外何もできなかった。

動けなかった。

 

日本と違ってタイの病院は家族が泊まって母子の面倒を見るのが普通。

病院によるのかもだけど健康上問題のない限り赤ちゃんを預かったりもしない。

息子さん1も病院に泊まりたがっていたけど、イタズラはするし走り回るし、これは無理だとバオの実家に連行された。

実家にはバオの妹とその息子たち、猫もいるので楽しかったみたいで、泣いてないと聞いてホッとした。

 

この日はバオさんが泊まってほとんど寝ずに手伝ってくれた。

慣れない手つきでおむつ変えたり、泣いたら眠るまで抱っこして歩き回ったり。

ちなみに個室は高級なので大部屋(10人部屋)だったんだけど、バオが「この部屋の中で一番かわいい!」と豪語するので、「それはみんなそう思ってるんだよ。自分の子が一番かわいいって。」って教えたら、「そんなことないよ!あっちの人もあの人も(息子さん2のこと)かわいいって言ってたし!」って。

「娘が良かったし男の子は好きじゃなかったけど、会ってみたら息子めちゃくちゃかわいい!」だって。

単純なとこがいいとこだと思うよ、ほんと。

 

いやでもねー ほんとかわいい。笑

めんちょこが増えて嬉しいです。

しあわせものだなぁ、と思うのです。

神様メルシー。

二児の母かぁ〜(*^^*)

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