金曜日、大家さんの息子さんがお坊さんになる前夜祭的なものがあった。
家の敷地にテーブルや椅子を並べて大音響で、タイのお祝いスタイル。
タイでは何かの節目などに、男性が出家するのは普通のことみたい。
バオに「お坊さんになったことある?」って聞いたら、26歳の時一年やった。って言ってた。
おぉ、やっぱあんのかー って、異文化を感じてみたり。
髪の毛と眉毛全剃りした顔はどんなかんじなんだろ。笑 って思ったけど想像つかなかった。
当日は朝からみんな忙しそうだった。
トラックがテーブルや椅子、機材をアパートの前に運んで来て、みんなは儀式をする部屋の準備。
何をどうするのか全く素人な私は、物珍しいその様子を眺めながら、隅っこででかい缶に入ったお菓子を小さな袋に詰めるという作業を黙々とお手伝い。
海外暮らしのこういうとこ楽しいなって思う。
夜は寝るの遅くなりそうだったから、息子さんにしっかりお昼させて。
ずいぶん早くから大音量で音楽が流れて、外では既に飲んでる風の声も聞こえてきたので、カーテンは閉めたままのんびりしといた。
夕方5時になるとティッちゃんがやって来て、早くおいでよー!と言われ着替えて外へ。
参加したい?と聞かれ午前中に飾り付けた部屋を覗くと既に大家さんの息子さんは頭を丸めていた。
ああっ 剃るとこ見たかった~!と思いながら中に座り、お経を聞く。
相変わらず歌のように心地よいお経を聞きながら、周りの人に合わせておじぎしたりしつつ、写真撮ったりしつつ。
家族ひとりづつが息子さんの腕にミサンガを結ぶところまで来ると、ティッっちゃんが後は家族だけだからと退室を促した。
儀式が終わる頃には続々と人が集まって来て、お食事タイムに突入。
前菜、前菜、肉、魚、チャーハン、スープ、デザート…と大皿料理が順番に運ばれ、どれも大体お決まりのメニューなんだけど、美味しい。
ちなみにうちのアパートは敷地が広いのでこうして敷地内でパーティできるけど、普通のおうちではそんなスペースがないので一般の道を占拠して行います。
予期せぬ通行止めとかたまにあって、ああんもう!てUターンするのにも慣れた。
暗くなる頃には、シンガポールで歌手をしてるという大家さんの娘さんを皮切りに、カラオケ大会も始まり、朝から飲んだくれの大家さんの奥さんは躍りっぱなしだった。w
バオが来る前に私と息子さんはしれっと帰りました。
けど当然のごとく、うるさすぎて眠れず。
みんな仲良く寝不足コース。
部屋に戻る前に、翌日のメインイベント、お寺へ入りに行く儀式が朝の5時出発と聞いて、即座に参加は諦めた。w
宴は23時まで続き、以外と早く終わってくれてホッとしたけど、5時に寺に行くのに元気だなーと心底感心したよね。
お寺へ入るための寝具やら何やらから色々と準備して、盛大にパーティなんかして、けっこうお金かかるだろうなぁ。
って以前参加した時も思ったんだけど。
聞いたらたった一週間の出家だそうで。
ほえー!と思ったカツカツ海外ニートの私なのでした。
バオは別の意味で、そんな短いんじゃあまり良くない。みたいなこと言ってたけど。
家庭がある人が仕事辞めて1年も2年もできないだろうしねぇ。。
っていうかタイのお坊さんは結婚できないのに、体験出家は嫁と子供いてもできるんだね~!驚
ずっとタイにいたら、息子さんもいつか出家しちゃったりなんかするのかしら。
なーんて考えたりね。