行ってきましたよビエンチャン。
結果から言うと、念願のBビサ取ってきました!
配偶者ビサをうぉりゃあッと捨てて、また少し身軽になりましたっ ワーイヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ
今回のラオス、ビエンチャンの旅も色々あったので何回かに分けて綴ってみようと思います。
ビザと行ったらやっぱビエンチャンが一番手っ取り早いかなと思ったけれど、今まではノンカイから陸路であっという間だったビエンチャンもバンコクからとなるとけっこう遠い。
ツアーはしんどいし、子供二匹連れてだと夜行列車もきつい。から飛行機で行きたい。。と調べてみたら、バンコクからビエンチャンまでは飛んでいる航空会社が少ない。そして高い。まじすか。って思わず何度も言ってしまった。
チケットだけなら、エアアジアでマレーシアとかベトナムとか、タイガーエアーでシンガポールとかの方が断然安かった。
マレーシアいいなぁペナンとか行きたいなぁなんてちょっと考えたけど、タイ領事館がどのへんなのかとかその辺りの地理とかもまったくわからない上に調べる時間も気力もなかった。
どうしたもんかなぁと思いながらチケットを探してたらノックエアにビエンチャン行きのチケットを発見。しかも片道1,400バーツぐらい。
あるじゃん安いの!!と感動も束の間、よくよく見たら飛行機のマークの横にバスの絵が。なんか所要時間もおかしい。
詳細を確認すると、ウドンタニーまでの国内線+ビエンチャン市内までのバンがセットになったチケットだった。
でも値段的にもお手頃だし、陸路で自力で行くとなると何度も乗り換えが必要でそのたびにトゥクトゥクや自称タクシーの運転手との値段交渉の戦いが待っている。ビエンチャン市内まで乗せてってくれるならだいぶお得かも!と、購入した訳です。
税金とか加算されて往復ひとり3,000バーツ。息子さん1とふたり分で今回のチケット代は6,000バーツちょっとでした。
ノックエアの国内線なのでもてぃろんドンムアン空港から。
遠い~ けど仕方ない。
チェックインするとLAOSと書かれたノックエアマーク入りの黄色いシールを3枚渡され、胸に貼るように言われた。
なるほど。これでこの人バンに乗るんだなーと一目瞭然。
飛行機に乗るや否や眠たくてぐずり出す息子さん2のために乳を出してのTake off。そしてArrival。
小一時間も飛べばウドンタニー。あっという間でした。
荷物は自分でピックアップして、出口を出たところにいた胸に黄色いシールを貼った集団に混じって、表に停めてあったバンにぞろぞろ。
バンは満員御礼。ほとんどがファラン(とその嫁らしきタイ人)だった。
ウドンタニー空港からノンカイの友好橋までも一時間ぐらいかな。
じっとしていられない年頃の息子さん2が所狭しと動き回り、終いにはぐずり出すのでまたもや乳を出しながらノンカイへと向かった。
橋の手前のイミグレーションで降ろされ、てっきりこのバンが橋の向こうで待っててくれると勘違いした私は手荷物だけでさっさか歩いて行ってしまい、呆れ果てた顔の運転手が後から荷物を持って追いかけてきた。
どうやら橋自体は自力で(15バーツのバスに乗って)渡り、ラオス側で待っている別のバンに乗るらしかった。
そしていよいよ緊張の第一幕、出国審査。
なにせ配偶者ビザを取ってから一年、一度も90日レポートに行っていない私。本来ならオーバーステイと同じ罰金のはずだ。
パスポートに痕跡は残らないからバレない。というパイセンの言葉を信じて90日レポートをサボってきた訳だけど、今やシステム化されてパスポートナンバーを入力するだけで記録が出てくる仕様とかになってたらどうしようとか妄想してしまうと不安になって気が気ではない。
眉間に皺を寄せた職員があっちへ行けとパスポートを返してきた。
「あっち」にはオーバーステイのカウンター。あわわわわ。
視線の先では、胸に黄色いシールを貼ったファランの家族の家長が財布を出していた。
お前もかーい。
えーどうしようバレたのー?お金ないんだけどーーー と息も絶え絶えになりながらオーバーステイのラインに並び、ずいぶんお年を召した職員にパスポートを献上した。
職員はなんてどうしようもない奴なんだという言葉の代わりに何度もオォ~ッと言いながら首を振り、ハッと息を吐き、全身で私に対する嫌悪感を表現しながら息子さん1と2のパスポートにオーバーステイのハンコを押し日数を書いてよこした。
そしてあっちへ行けとさっきの通常の出国審査のカウンターを指す。
その瞬間気づいた。
息 子 さ ん の こ と だ っ た !!
そういえばオーバーステイさせてたんだった~
けど14歳までは罰則がないから罰金もないんだった~
嫌な顔されただけで済んだ\(^o^)/
と、ものすごくホッとした。
うっかり息子さん2の出生証明出し忘れたせいかタイ人でもある2もオーバーステイ扱いになっちゃったけど、だいぶ時間をロスしてたし、バンに乗り遅れるのが心配だったので文句は言わずにもう一度出国審査の列に並び、そこでやっと私のパスポートに出国のスタンプが押された。
切符を買ってバスに乗りラオスに渡り、手前にある窓口で入国料?5バーツを支払う。そこで手渡されるカードで入国審査の奥にある自動改札機を通らないとラオスには入れない。
急いでイミグレーションカードを3人分書いて入国審査の列に並ぶ。
タイのイミグレを出てしまえばどうってことない入国審査。ここでトラブる心配はしていなかったけど、バンはまだいるだろうかとそわそわそわそわ。
やっと順番がまわってきて、3冊のパスポートを出す。
最初は私。その次が息子さん1。何度ともなく通ったラオスのイミグレーション。いつものように何事もなく終るかに思えた… んだけど。
息子さん2のパスポートを、職員が何度も何度もめくって何かを探していた。
一度見たところもまた見ている。
あれ?と思ったら、彼女がパスポートを広げながら、「出国スタンプがない」と言った。
は?である。
出国スタンプがないのにイミグレーションを通してくれるはずないですやん。みたいな。
でもまぁほんとになかったんだけど。
この子が半分タイ人だから?って聞いてみたけど、何人だろうが出国スタンプは必要だよとごもっともなことを言われた。
どうしたらいいのと聞いたら、困った顔をして隣の窓口で聞いてみてと言うので聞きに行く。
そう言われるだろうなとは思ったけどそうであって欲しくなかった、「もう一回タイに戻るしかない」という返事だった。
今さっき渡った橋をまたバスで戻り、道を横切ってさっき通過した出国審査のイミグレーション窓口へ。
私のパスポートに出国スタンプを押した職員は少し驚いて、「また来たのか」と言った。
来たくて来たんじゃねーよ!と言うのをぐっと堪えて、ひとりだけ出国スタンプがなかったと告げると、それはこっちじゃないよとオーバーステイのカウンターを指さした。
お 前 か。 である。
初老の職員も私の顔を見て怪訝な表情を浮かべた。
出国スタンプを押して欲しい旨を伝えると、またオォ~ッと言いながら首を振り、ため息をついてスタンプを押した。
こんのク○ジジ○お前素で忘れただろ!と正直イラついたけど、オーバーステイさせてた非もあるのでお礼を言ってもう一度イミグレを通過した。
我ながら大人である。 w
またバスのチケットを買って、バスが乗客でいっぱいになるのを待たされて、さっき戻ってきた橋をまた渡る。
空は赤くなっていた。
時間もお金も無駄にした。
バンだってきっともういない。こんなに時間がかかったら待ってる訳がない。。
15バーツのバスならまだいいけど、ビエンチャンまでの車代はけっこうでかいのに。節約できると思って買ったチケットだったのにー(ノД`)・゜・。チクショー
赤子と荷物を抱えて国境を行ったり来たり、疲れるわ悔しいわでため息しか出なかった。
戻るしかないと言った職員のいた窓口へ行き、息子さん2のパスポートだけ出す。
タイの職員が忘れたのかと聞くので、多分、と答えると、微妙な笑顔でパスポートにスタンプを押してくれた。
入国審査を終えて自動改札機にさっき買ったカードを入れたらゲートが開かなかった。
おかしいなと思ってもう一回やってもダメ。
横に立ってた女性職員もあれ?という顔をしたけど、あーと思い出したように「4時過ぎて、オーバータイムだからもう一回買ってきて」と言った。
時計を見ると夕方の4時を少し回ったところだった。
ラオスへの入国料?は国によって違うんだそーだけど、日本のパスポートは1,000キップ。バーツだと5バーツ。
でもそれは平日16時までで、それ以降の時間と土日は45バーツかかる。
さっき買って使えなかったのは差し引かれないようで、結局50バーツ払うはめに。
心の中で思わずクッ○ジ○ィ~!と唸ってしまったのは言うまでもない。
やっと、やっとラオスのイミグレーションを抜けると、もちろんノックエアのバンらしき車はいなかった。
わかっていたけど、哀しかった。
300バーツでビエンチャンのホテルまで連れていくぜ~という運転手を尻目に、たまたま見つけたバスに行先を聞くとタラートサオだと言う。
ビエンチャンのタラートサオまで行ってしまえば、そこからホテルまでならトゥクトゥクでもたいした金額じゃないだろうと思い、バスに乗った。
息子さん1の隣のおばちゃんがぶどうをくれたり、通路を挟んで隣のお姉さんが息子さん2と遊んでくれたりとほのぼのしたバスの車内は、私のささくれだった気持ちを癒してくれた。
タイにいる間に電話したノックエアのカスタマーサービスではまったく意図が伝わらず、帰りのバンにどこで乗ればいいのかわからず仕舞いだったから、色々なバスが出ているタラートサオで聞こうとも思っていた。
声をかけてきたトゥクトゥクのおっさんに聞いたら知ってるような知らないような返事で、ついていくと結局知らなかった。
その上ホテルまでの料金は250だと言うのでがっくり来てしまった。
他のトゥクトゥクに声をかけても、きっと同じような値段を言うのだろうと思ったのと、心底疲れていたせいもあって200にしてと言ってそのまま乗った。
そうしてやっとこホテルにたどり着き、500バーツ札で支払うと、おつりはキップでいいかと言う。いいよと言って受け取ったけど、ちゃんと計算する気力がなかったから、あとからちょろまかされたことに気がついた。
友好橋を渡ったところで300と言ってきたタクシーがシカトしてたら200でいいと言ってたことを思い出して、慣れたつもりでいたけど、自分読みがまだまだだなーと反省。
同時に、あのク○ジ○イ~!とまたささくれだったのでした。
散々だった初日。
イミグレーション、大っっ嫌い!!
つづく。