タイでも有名なピンクのガネーシャ、タイ語で言うとพระพิฆเนตร(プラ ピカネー)。
ヒンドゥー教の神様ですね。無宗教なので全然ありがたみとかわかってないですが、ひたすら見た目が大好きなガネーシャ。部屋に絵を飾るぐらいには好きな神様です。
なのでずっと見に行ってみたいと思っていたのですが、どうにもこうにも行くのがめんどくさくて行けないでいたワット・サマーンラッタナーラーム。バンコクからだと車で一時間ちょっとでしょうか。チャチェンサオというところにあります。
心優しいお友達が車で連れて行ってくれるというので、ありがたく好意に甘え、ついに念願の生ガネーシャを拝んで来ました。
ちなみにバスとソンテオを乗り継いでも割と簡単に行けるらしいですが、乗り継ぎという時点で行く心が折れていたので信者失格です。
さて行く前から「パワースポットでもなんでもないただの観光地ですよ」と釘を刺されていたこちらのお寺。
私鈍感だからパワーとかわかんないし、ガネーシャ好きだからやっぱり行ってみたいと思って行った訳なんですけども、一緒に行った友人はまだ建設中にも行ったことあるとかで、それが7年くらい前って。
えっ すごい最近!!みたいな。
歴史全くないじゃん!!みたいなw
「三倍速で願いが叶うとか言われてるけど、そんな訳ないよね」って、いやほんと叶う気がしないな~wと着く前から思ってしまったり。
そして実際にたどり着いたお寺は、鈍感な私でもこりゃ何のご利益もなさそーだな!と思うほど見事な観光地でしたw
まず最初にとても既視感のある金色の大きな岩が見えてきます。
ミャンマーのパクリですやんと思わず鼻息が出てしまいました。
岩の下の浮いてる部分にみんなで鐘を吊るして、岩が落ちないようにバランスを取るという体でするタンブン、とのことですが、こういうの嫌いじゃないのでもちろんやりました。楽しむことは大事ですからね!
20バーツを箱に入れて、鐘をひとつ取り、置いてある油性ペンでみんなの名前を書いて針金部分を岩肌にある小さな穴にぐさっと。
近くで見る岩はけっこう作りが雑な部分とかあって、見れば見るほど残念ですが気にしてはいけません。
岩の下になっているお堂でも一応お参り。ぼく南無南無できるよ!と張り切って手を合わせお辞儀する長男と、見様見真似でお祈りする次男がかわいかったです。
中には足元に曜日が書かれた小さな仏像なども置かれ、20バーツを払って1バーツがたくさん入った小さなボウルを買い、たくさんある仏像の前のお椀に入れていくタンブンも。これ子供が好きなんですよね…。
タイでは生まれた日より曜日を重視するので、私も調べて覚えました。私と息子さん1、そして友人も水曜日でしたが、水曜日は仏様の曜日だから水曜日だけ「水曜日昼間」「水曜日夜」とわかれているというのを初めて知りました。
息子さん2は金曜日生まれ。なのでコインを水曜日昼夜と金曜日メインに入れてもらいました。
キャンドルを水に浮かべるタンブンは40バーツとお高め。鐘をつるす鎖、願い事を書く蓮の葉の型の金のプレート。赤いリボン。川へ逃がす用のお魚。お線香や金箔やお花のセットなどなど。どこのお寺でも割とそうだし、基本は20バーツだけど、端からやってったらけっこうな金額になるのがこのタンブン。
仏像もタンブンBOXも至るところに置かれ、なぜか無駄にあるドラえもんの四次元ポケットにもお金を入れる穴があるし、よーわからんけどとにかく至るところにお金を入れる入れ物がある。アトラクション感溢れるタンブン。宗教ってなんだろう。うーんこの、と思いますね笑
敷地内にはお店もたくさんありました。
セブンイレブンまであってちょっと萎えました。お土産からおもちゃから食べ物、野菜なんかも売っていて、買い物している人も多かったです。
ついにご対面~
お店をひやかしながら奥へ進むとメインである大きなピンクの象さんが見えてきます。
ででーん というかんじで横になっておられました。
想像していたよりピンクでした。もうちょっとくすんでいるのかと思っていたけど、実際に見るとけっこう派手目のショッキングピンク。もちろんかわいかったです。見応えもありましたね。やっと見れたぜーという達成感もありました。
わかってはいたけれど子供たちは全くもって興味がなく、これまた至るところにあるおもちゃ屋のトラップに引っ掛かりまくり。
仕方がないので友人に頼んでおもちゃ屋で待っててもらい、ひとりでガネーシャをお参りしました。ご利益なさそう~とは思ったものの、せっかく来たのに神頼みせずに帰る訳にはいきません。
お寺ですもの、南無南無しないと。
ガネーシャに直接お願いごとをするのではなく、下にいるガネーシャの乗り物であるネズミの耳にお願い事を言う、というのはネットで調べていたので、ちゃんと片方の耳をふさいでもう片方の耳にお願い事をささやいてきました。ネズミさんもしっかりタンブンBOXを抱えているので、そこにお金を入れてお願いをします。
ネズミさんも曜日ごとに色んな色のがいましたが、みんな正面のネズミにお願いごとをしていました。うんうん、なんでもいいよね。端っこより正面の方がなんか良さそうだしね。笑
反対側の耳をふさいでない人もけっこういたな。ちゃんと穴が空いているんだけど。まぁなんでもいいよね。笑
タイは夏。もう立っているだけで体力を消耗する暑さ。少し走ってごはんでも食べて帰ろうかみたいなことを言っていたけど、結局敷地内のレストランで食べることに。
そんなに色んなお寺に行ったことがある訳ではないけれど、お寺の敷地内にレストランがあるのも初めて見ました。
川沿いなので風が気持ちよかったです。
隣の席の人が白米をドボドボ川へぶん投げるので、魚がすごい集まってきてました。
ごはんも普通に観光地だねーぐらいにおいしかったです。
遊覧船みたいなのもあって、近所のお寺巡りができるみたいでした。乗らなかったけど。
なんだか新しい仏像も建設されていて、足元ではお兄さんたちが作業をしていました。近くへ行くとシンナーみたいなペンキのにおいがすごかったです。
もうなんかなんでもいいから色々建てとけみたいな雰囲気がなくもありませんでしたが、あんまりdisるの良くないのでこれくらいにしておきますすいません。
テーマパーク感の拭えないお寺でしたが、ガネーシャが見れて、お土産も買えるし食事もできる。観光として楽しむ分には申し分ないのではないでしょうか。我々無宗教な日本人には十分ではと思いました。
帰り道にあるシフォンケーキの人気店
帰りがてら、お寺からバンコクに戻る途中にあるシフォンケーキの有名店、Pu Ka Aに連れて行ってもらいました。
元はタウンハウスの一階にある小さなお店だったのが、人気が出て大きな店舗を構えたんだとか。なのでここは二号店のようです。それにしても一個数バーツのシフォンケーキで立派な店舗を構えるまでになるなんてすごすぎ。
シフォンケーキ以外にもいろんなお菓子が売られていましたがせっかくなのでもちろんシフォンケーキを購入。
10種類の中から好きなものをチョイスして箱に10個詰めてもらい別にあるレジでお会計をするという流れ。
ココナッツ味がおすすめでちょっと高いらしいですが、どれがいくらかわかりませんでしたwちなみに10個で98バーツだったかな(うろ覚え)。100バーツしなくてびっくりでした。半分以上ココナッツで埋めた友人は120バーツちょっとだったので、やっぱり多少お高い模様。
時間をかけて選ぶ暇もなかったので必殺「อย่านละหนึ่งชิ้น(ヤーン ラ ヌンチン)」を発動。「全種類一個ずつくれ」という便利な言葉なので覚えて損はないですよ皆さん。
でもってお味の方はというとすごく美味しかったです~!!
ふわふわでちょっともちもちの生地が絶妙でした♡
このシフォンケーキ自体はわりとどこにでも売ってる定番のお菓子。感動したことがないため普段買わないのですが、これは美味しかったー♡
しかも嬉しい無添加!なので日持ちはしませんが、逆に安心ですね。
バスやソンテオで行くとなるとちょっと難しいですが、お車でピンクガネーシャを見に行かれる方は帰りに寄ってみてはどうでしょう(*^^*)
私もまた食べたいですが、チャチェンサオまで行く機会がなかなかないので次回はいつになるのやら…
ガネーシャよりシフォンケーキが恋しいな笑笑
ではではまたー♪
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